004 ブレイブ・ストーリー

■004.  ブレイブ・ストーリー

ブレイブ ストーリー [DVD]

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評判が良いし、看板でも結構ひきつけられるので、一度はきちんと観ようと思っていた「ブレイブ・ストーリー」。 以前うっかり、映画観に見に行った知り合いのおばさんにクライマックスのネタバレをされちゃって、それで当分放置していたのですが、良い具合にネタバレの記憶もなくなったので、今日鑑賞。

主人公の名前はワタル。 まぁ自分の場合、ワタルと聞くと小学校の時に熱心にみた、「魔神英雄伝ワタル」の主人公、戦部ワタルをまっさきに思い出すわけですが、これからの子供達は、ワタルといったら「ブレイブ・ストーリー」のワタルになるのでしょうね。 (コミックファンの大人には、ワタルといったら、「沈黙の艦隊」の海原渡だったりするのかなぁ…。 いや、さすがにそれはないか^〜^;)


ワタル、一見個性がないようで、実は地味ながらしっかり個性があるところが良かったです。

しっかしさすがお金かけてる上映作品だけあって、相当に絵がキレイで動きまくりますね。 「青の6号」っぽい猫のキャラが出てきて、「お」と思ったら、GONZOが入ってたんですね。 なるる。

原作小説、コミック版、ゲームとも未体験で、ほとんど事前情報入れない状態での「ブレイブ・ストーリー」鑑賞でしたが、思った以上に楽しめました。 途中の仲間との旅の部分は、もっと掘り下げて見れればよかったけど、さすがに上映時間の制約がある以上、しかたがないので、残念に思いながらも、ここはぐっと我慢。

ムチ使いのハイランダー隊長のカッツは、そのアジアっぽいテイストが、何となく懐かしの「雲のように風のように」を彷彿とさせる。 トカゲ人みたいなキ・キーマは、一歩間違えるとスター・ウォーズのジャー・ジャー・ビングスになっちゃうけど、何だか観てて、気に入っちゃいましたよ。 がたいでかいとことか、どこまでもついて来てくれるとことか。 「こいつ、打算とか幸運とか抜きにしても、いい奴だな〜」って。

声は、一般的な声優をつかわず、松たか子さんや、ウェンツ瑛士さんが声を当てられたんですが、思いのほか上手くてびっくり。 特に、松たか子さんのワタルは、ほんといいわぁ。


映像や音声はすっごく楽しめたので、あとは物語が食い足りない部分を、原作の宮部みゆきさんの小説を読むことで、じっくり楽しみたいと思います。 1冊700円くらいの文庫、上・中・下巻が出てるみたいですね。 まぁ、アニメと違って、もっとグロいところは相当にグロく、かなりエグってくるようですが。

ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫) ブレイブ・ストーリー (中) (角川文庫) ブレイブ・ストーリー (下) (角川文庫)


ゲームは、ワタルが主人公のPS2版と、全くのオリジナル主人公でプレイするPSP版があったんだっけなぁ。 そういやPSP版が販売初日で、ヨドバシ新宿店で完売してるのを見て、「うわ。 ブレイブ・ストーリーって、何かすごい作品なんだ…」って、意識したんだっけなぁ。

なお、ギャラの関係か知りませんが、PS2版のワタル達、声は映画版とは違うようです。 ワタル=矢島晶子さん(リューナイトのパッフィー役とか)、ミツル=朴ろ美さん(ターンAガンダムのロラン役とか)だそうで。 ふーむ。 お二人とも好きな声優さんですが、映画の印象が強いからなぁ…。 ゲームのデキとしては、オリジナルキャラでのプレイとなるものの、PSP版の方がかなり良さそう。 PSP版、初動もかなり良かったようですし。

ブレイブ ストーリー  ワタルの冒険 ブレイブ ストーリー  新たなる旅人 - PSP


■ 「ブレイブ・ストーリー」公式サイト http://www.bravestory.net/

■ 「雲のように風のように」公式サイト http://pierrot.jp/title/kumokaze/