華やかな戦記物もいいですが、この「傭兵ピエール」や「ヴィンランド・サガ」のような、小規模の武装集団の話も、独特の味があっていいですよね。
集団を統率する親玉がいて、会計係がいて、男連中は戦が仕事。
あてのない人生だからこそ、ひと時ひと時の喜びが大切なわけで。
そして、どんな良い奴でも、死ぬときは無慈悲に死んでしまうのも、こうした話の不可避なところ。
毎日を生きて迎えることができるのは、ありがたいことですね。
普段当たり前のように思っていることが、実は当たり前ではないことに気づかせてくれます。
wikipedia:傭兵ピエール wikipedia:ヴィンランド・サガ