一日で人は変われる! 夢を実現する10のレッスン
よく聞くんだ。 ほかの人間が君にどんな将来を押しつけようとしても、君は自分の情熱に従え。 情熱だけに、と言ってもいい。 (38頁)
自分の望む生き方を選ぶのか、ほかの人間から望まれる生き方を選ぶのか、決断しなければならないときがかならず来る。 (45頁)
「 はるか昔に書かれたにもかかわらず、いまも詠む人を感動させ、生きる手助けをするほどの本なら、内容に永遠の真理があるにちがいない。 君が求めているのは、そういう時のふるいにかけられた内容のはずだ。 時代を超越したものを読むべきだ。 はやっているだけのものではなくてね 」 (103−104頁)
でも、いつでも大切なのは、自分のいまこのときを思いきり生きること、そして成功には時間が必要だと知っておくことだ (119−120頁)
「 まずこの瞬間を生きることだ。 夢は見るべきだ。 未来に広がることを思いえがかなくてはならない。 けれども、私たちの望むところに連れていってくれるのは夢ではない。 自分の優秀さを毎日の行動で示していくことで、望むところへ行けるんだ。 抜きんでた仕事こそが、時の試練に耐える。 抜きんでた人間関係こそが、のちの人生でその分け前を払ってくれる。 かけがえのない機会も与えてくれるんだ。 さらに、抜きんでた品格も必要だ。 それこそが、どんな時代にあってもすばらしいと認められる人生の土台を与えてくれる。 どんなことを成し遂げたとしても、品格が磨かれないままの人間は、人生を成し遂げることができない。 わかるかい? 」「 わかると思います 」
「 そのためにはまず、そう、自分の情熱がどこに向いているのかを知るために、自分の内側を深く探らなくてはならないだろう。 ほんとうに好きな仕事に打ちこむことだ。 同じことを人生に対しても人間関係に対してもしてほしい。 そうして、こうしたすべてを実行していくのなら、起こるべきことがかならず起こる 」 (129−130頁)
「 きょうが旅の始まりだね。 行き先は君しだいだ 」 (135頁)
とっつきやすく、スルスル読めるのは、物語形式のいいところですね。
この『 1日で人は変われる! 夢を実現する10のレッスン 』(原題『 The Angel Inside 』)はそれほど厚くも無く、行間も見やすい間隔で、わりとあっという間に読み終わるのではないかと思います。
日本では、それほど話題にはなっていないように感じますが、何でもアメリカでは、アマゾンUSAで1位になった、全米大ベストセラーだそうです。
物語は、人生を変えたいと思い、休暇を取ってイタリアへやってきたサラリーマン・トムだったが、結局その目的は果たせずにいた。
しかし、旅ももう残り一日というところで、不思議な老人に出会い、そこから老人とトムの二人のレッスンが始まる、って感じです。
この老人の正体はいったい誰なのか、それは読んでみてのお楽しみなわけですが。
人生はよく「 旅 」に例えられますが、一度限りの人生、良い旅を送りたいものですね。
願わくばこの世を去るときに、「 本当にいい旅だった。あの世で、仲間に自慢できる 」と誇らしくいられますように。
それでは、「 自由な旅を! 」 (大賢者オルファウス@ジルオール・インフィニット)
★ Wikipedia 「ジルオール」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%AB%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AB