幸せな経済自由人という生き方 −ライフスタイル編−

幸せな経済自由人という生き方 ライフスタイル編 (ゴマ文庫)


「 好きなことをやって生きるために、何を準備すればいいですか? 」と聞かれるたびに、私は「 半年分の生活費の貯金 」と答えています。 半年分の生活費があれば、仕事を辞めてもあわてずに済みます。 また、修行中に、給料がもらえないということもあるでしょうから、その期間をやり過ごすことができます。 ほんの少しの貯金がないために、素晴らしい弟子入りのチャンスを逃している人がどれだけたくさんいることでしょう。

また、ライフワークを深めていくときに、道具が必要になったり、勉強するために、海外に行くことが必要になる場合もあるでしょう。 そのとき、少しの蓄えが、大きな威力を発揮します。  (46−47頁)


私が、一番大切な投資だと思うのは、「知識と知恵に対する投資」です。 世の中の仕組み、法律、お金の流れや心理学など、いろんな知識があります。 それを効果的に身につけられた人は、普通の人の何倍もの早さで、成功していきます。

私は、20代の頃から、人格的にも、知性面でも優れた人たちに教えを受けたので、ずいぶん回り道をしなくてすみました。 それは、彼らの失敗のデータベースを借りることで、20年かかることを5年ですませる知恵と知識を身につけたからです。  (58−59頁)


自分の周りにある「大好き」を増やしていくと、人生が楽しくなってきます。

まず、身の回りのものから、見ていきましょう。 自分の住んでいるところは、好きな場所でしょうか? 家の中の家具、食器、インテリアは気に入っているでしょうか? 着ている服、車などは、どうでしょう? 決して高いものをそろえる必要はありませんが、自分の気に入ったものにしましょう。

自分の周りを好きな物で満たしていくと、人生に対する感覚も変わってきます。 楽しんでいいんだ! という許可が、自分にできるからです。  (75頁)


私は、定期的に、大事なことで先延ばしにしていることのリストを作っています。

ほんのささいなことから、大きな事まで、あなたの「先延ばし」を少なくしてください。

今を生きることが、上手にできるようになると、あなたに必要なチャンス、情報、人をより引き寄せやすくなります。

今、あなたが、やろうと思っていることに、勇気を持って、立ち向かいましょう!  (84−85頁)


幸せな経済自由人を目指すのなら、人を喜ばせるという習慣を身につけましょう。

最初の一人として、ぜひ自分を喜ばせてください。

ところで、この楽しみというのに、自己投資や休息の時間を含めてはいけません。

ゆっくり寝るとか、勉強するというのは、忙しい毎日から回復する行為や、将来役立ちそうな行為であって、デートではありません。

純粋な楽しみになることだけをやってください。  (113頁)


忙しい人は、住宅環境を軽視しがちです。 心からリラックスできる家を持つのか、単に寝るためだけの家を持つのかで、大きな違いが生まれます。

自分が普段時間を過ごす場所を気持ちのいい空間に整えておきましょう。 帰ってくるのが楽しみな家を持つことは、その人をハッピーにし、人生のクオリティを高めてくれます。 また、人が遊びに来たくなる家を持つことで、その人の人脈運も、何倍も高まるはずです

自分にとって、気持ちのいい空間をデザインしてみてください。 きっと楽しい変化を感じられるでしょう。  (119頁)


毎日、本を読みましょう。 一日数ページでもかまいません。 自分にとって楽しくて、ためになる本を読む癖をつけると、一生の宝物を手に入れることができるでしょう。  (129頁)


幸せなメンターは、意外にあなたの周りにいるものです。 あなたの意識さえ明確になれば、きっと素晴らしい人に出会えるでしょう。

最後に、メンターに関して、私が大好きな言葉をプレゼントしましょう。

「生徒の準備ができたとき、先生は現れる」  (147頁)


幸せなメンターは、意外にあなたの周りにいるものです。 あなたの意識さえ明確になれば、きっと素晴らしい人に出会えるでしょう。

最後に、メンターに関して、私が大好きな言葉をプレゼントしましょう。

「生徒の準備ができたとき、先生は現れる」  (147頁)


今までの考え方が大きく揺さぶられたり、価値観が180度変わってしまうぐらい、スケールの大きな人と出会ってみましょう。 普段会わない人種の人たちとつきあうことで、あなたの人間の幅も、広がっていきます。

びっくりさせられるような人とつきあって、今までの生き方を変えてみましょう。  (159頁)


私は、メンターと呼べる人は、何人もいますが、その多くが、ボランティア活動をやっているときに、出会っています。 純粋に世の中のためになろうとする人たちが集まっているので、邪心のない人が多くいます。 人助けが好きな人が多いので、筋さえしっかり通せば、力になってくれます。 彼らに不義理をせずに、人間的につながることができれば、一生を通じて、あなたを導いてくれるでしょう。  (176頁)


このままだとまずいなと思ったら、何らかの具体的な行動を起こしましょう。 このとき、すぐに何らかの行動に移せるかどうかが鍵です。 それは、どんなに小さなことでもかまわないのです。 転職の本を買いに行くということでも、いいでしょう。  (182頁)


誰にでもそういうことは起こっていますが、気づいていないだけです。 日常の偶然をそのままにせず、ちょっと余分に意識を払うと、人生がものすごいスピードで変化していきます。  (194頁)


心身ともに健康な人は、やる気が出ないということはありません。 やる気が出ないのは、本人がやりたくないことを無理強いするからです。

そんなときは、やる気が出るまで積極的に休みましょう。 あるいは、今やっていることを変えるということもできます。 無理にやろうとすればするほど、精神か、体に不調をきたします。 それは、自然の理に反するからです。

無理しているなと感じたときは、ゆっくり、心と体を休めるのです。 その休みの中から、新しい方向性、アイデア、情熱が自然と出てくるようになります。 そこから、また、自由に、情熱的にスタートすればいいのです。

やる気が出ないときは、真面目な人ほど、自分がおかしいと思いがちです。 ひょっとしたら、やろうとしていることが、あなたに向いていない可能性もあります。

イヤになったら、ちょっと休みましょう。  (196頁)


彼らは、必ずしも成功を一番の目標としてやってきたわけではなく、それが楽しかったからやってきたのです。

自分ができる最大限のことをやりきったご褒美が、幸せであり、豊かさなのだと思います。

幸せは、目標にするものではありません。

「ふとしたときに、気づくもの」なのです。  (199頁)


大好きな、本田健さんの最新作が、この『幸せな経済自由人という生き方 −ライフスタイル編−』です。

私が、同時代に生きることができて本当に良かった、人生でこの人に出会えて本当に良かった、と特にしみじみ感じているのが、この本田健さんと、アラン・コーエンさんのお二人です。


私は、社会人になってから長く読書生活を続けてきました。

国内外の成功、人生、幸せ、お金持ちに関するいろいろな本を読んで来ましたが、自分に取っては、結局この二人に出会うために本を読んできたのではないか、という気もします。


幸い、人生のある時点でそのことに気づくことができたので、それからは日本で開催される、健ちゃんやアランのセミナーやワークショップに通い、直接生身のお二人に接することができました。

もちろん、セミナーやワークショップは、本と比べてお金もだいぶかかりますが、それに見合うだけの素晴らしい自己投資だったなぁ、と本当に思います。


ここ2年ほど、勤め人をしながらそうして積極的にセミナーなどに参加してきたわけですが、そろそろ自分も、人生において選択するときがきたかなぁ、と思います。

選択するというか、自分で人生に明確な目標をたて、それに向かって本気で舵を切るときが来たかな、と。

自分の人生を、他の誰でもない、自分自身のものとして大切に扱い、心から満足がいく人生を受け取るときだ、そのための一歩を踏み出すときだ、というわけです。

お金には限りがあるので、これから一時期は、ちょっとセミナーやワークへの参加を多少絞りつつ、これだ!という分野にさらに自己投資して行こうと思います。


そういえば、先日健ちゃんのアイウエオフィスのサイトをチェックしてたら、今度7月頃に、ボストンでセミナーを行うようですね。

最近、身の回りでは、セミナーやワークショップを、本州のみならず、もっといろんなところで開催される機会が多くなってきました。

健ちゃんはボストンですし、毎年開催されているアランの日本でのマスタリートレーニングも、今年は沖縄の宮古島です。


正直、今の会社勤めという身分では、なかなか参加も難しくなってきています。

しかし、ここでついていけなくなって、そのままフェードアウトというのでは、自分としても納得がいかない。

今すぐ、これらの海外や離島でのセミナーには参加できなくても、ここ数年でそのための準備をして、数年後には、今よりももっと自由にそれらに参加したいと思います。

そのためには、自由な時間、充分なお金、そして語学力などについて、新たなステップを踏み出す必要があるでしょう。

そんなわけで、ここ最近の身の回りの変化は、自分に気付きを与えてくれるチャンスだったのかなぁ、なんて思ったりしています。



★  アイウエオフィス   http://www.aiueoffice.com/

★  アラン・コーエン・ジャパン  http://www.alancohen-japan.com/