[書籍] 『永遠の0』(百田尚樹/講談社文庫)

 

 百田尚樹(ひゃくた・なおき)さんの大ベストセラー、『永遠の0』を先日買い求め、読み進めています。先の太平洋戦争について、いろいろと勉強になり、また考えさせられました。先ほど、第5章のガダルカナルを読み終えたところですが、井崎氏の話に、涙を流している自分がいました。


 明日はいよいよ劇場版の公開初日ですね。私もチケット予約が開始した昨日のうちに良い席を確保し、今から楽しみにしています。最初は映画を観るまでに読み通そうかとも思っていましたが、この作品は読み飛ばして粗筋を掴むような読み方ではなく、しっかりと時間をかけて接したいと思います。ですので、キリの良い第5章でいったん切り上げ、今日はゆっくりと眠ることにします。何しろ宮部小隊長から、第5章で「しっかり寝ろ」と教えられましたからね。私はもともと、映画を観るときは事前情報をほとんど入れずに観るようにしているので、「永遠の0」も大よその作品の雰囲気を掴むくらいで止まっている今の状況が、丁度良いかも知れません。

 ふと思いましたが、私たちは普段、そう大した事でもない事に一喜一憂したり、自分の不運を嘆いたりするものですが、明日の命をも知れない戦争の時代からしたら、命の心配をせずに日々を送れるだけで、素晴らしい事ですね。そして、自分がどう生きるのかも、自分の望むように決める事ができるのですから。

 自分が今、当たり前のように手にしている幸せが、数十年前の日本では全く当たり前では無かったことに心を至し、一日一日の日々を大切に生きて行こうと思います。それでは、また。

永遠の0
◆ 永遠の0 - Wikipedia
◆ http://www.eienno-zero.jp/index.html