[食] 梅干し専門店の贅沢茶漬け 紀州南高梅添え、頂きました

 よき友三つあり。一つには、物くるる友。

 

 先週、大阪で友人と再会した際に、勝喜梅(しょうきばい)さんのお茶漬けをもらいました。僕は平日は慌ただしく出勤するため朝食は食べないんですが、休日は別。今朝はゆっくりと、このお茶漬けを頂きました。

僕も三十代後半になりましたが、近年は和の食材を使った料理を好むようになりました。若い頃は食べなかった漬物も、今では美味しく頂いています。こうした味覚の変化も楽しい物ですね。感性も年と共に変化していることを感じます。子供や青年の時代は終わり、これからは成熟したひとりの大人として生きて行かなければなりません。それを重荷に感じるでもなく、放棄するわけでもなく、そうした変化すら楽しんで、これからの人生を生きて行きたいと思います。

そうしたことを考えながら食べた、一杯のお茶漬けでありました。

 

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徒然草(兼好法師) | 10min.ボックス 古文・漢文 | NHK for School

おまけ 「物をくれる友は、最高の友」

 徒然草に、最高の友人について綴った段があります。「よき友三つあり。一つには、物くるる友。二つには、医者。三つには、知恵ある友」と。最高の友人には三つあり、物をくれる友、医者、知恵ある友、という下りです。やや即物的ではありますが、やはり物をくれる友達は、素晴らしい友達ですね。

自分はあまり友人が多い方ではありませんが、その分、一人一人の友人とは長く、親しく繋がっています。田中芳樹氏の小説『銀河英雄伝説』で、老練のビュコック提督が最期に語る一連のセリフの中で、「自分は良き友人が欲しいし、誰かにとって良い友人でありたいと願っている」という言葉があり、今でも印象に残っています。今でも繋がっていてくれる良き友人達にとって、僕がこれからも良い友人であり続けることができるよう、努めていきたいと思います。