[アニメ] 魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st
< 全体的な印象 >
かなりの良作。
なのは作品は、ストーリーや全体の構成がきちんとしているので、映画のように一気に全体を眺めると、話がわかりやすくすっきりしていて好印象。
作画のクオリティも高く、テンポも良くて無駄な展開がない。
当初、公開されていた設定画で顔の大きさなど、等身の変更に少し戸惑っていたのですが、劇中で動く姿をみて特に違和感は感じず、安心しました。
これだけのクオリティなら、今後のシリーズ映画化にも期待が持て、とても楽しみです。
映画館ということでぐっと堪えましたが、自宅で一人で観ていたら、泣くレベル。
< 個人的に良かったところ >
これまで映像で出番の少なかった、フェイトの教育係のリニスにしっかり出番があったこと。
しかも単なる顔だしでは終わらず、プレシアに負けずに意見しているシーンなどもあり、とてもよかった。
あとは、やっぱりアルフかな。
昔から好きだったけど、この劇場版を見て、より一層好きになりました。
我々視聴者は、どんなにフェイトが苦しんでいるときでも傍にいることはできませんが、アルフはどんなときも、フェイトの傍にいることができる。
アルフのような存在がフェイトの近くにいてくれたことに、心から感謝するばかりです。
あと言うまでもないけど、最後の名シーンは泣く。
初めて見てもいいシーンなんだけど、自分達はその後のなのはシリーズを見て、これ以降のなのはとフェイトの信頼と愛で結ばれた友情関係を知っているだけに、その思いもひとしお。
「そうなんだよなぁ、二人の友情はここから始まったんだよなぁ」と思うと、ぐっと来ます。
フェイトが語った「本当の自分を始めるために、これまでの自分を終わらせなくてはいけない」という辺りのセリフは、個人的に、自分の今のタイミング(引越&人生立て直し)と重なるところがあり、胸を打ちました。
「魔法少女」といったタイトルから、人によっては敬遠する方もいるかも知れませんが、食わず嫌いは勿体ない気がします。
特にこの劇場版はアレンジが秀逸で、その後のなのはシリーズのテイストに合わせて、再構築がされています。
ですので、未体験の方は、長いTV版を見るよりも、まずはこの劇場版を観ることを個人的にはオススメします。
なお、レンタルなどでTV版を第1巻から借りて観る場合には、序盤の展開のゆるさに投げ出す可能性もあるので、その点は注意で。
私の場合は、初めてなのは作品に手を出したときには、基本的な各種設定をネットなどで知った上で、第2作目の「魔法少女リリカルなのはA's」から観始めました。
そして、第3作目の「魔法少女リリカルなのはStrikerS」に進み、その上で先祖がえりして、第1作目の「魔法少女リリカルなのは」と進みました。
個人的に作品としては、第2作の「魔法少女リリカルなのはA's」が好きですね。
登場人物は、私はそれなりに成長している方が好きですし、所属する組織が見える方がうれしいので、第3作の「魔法少女リリカルなのはStrikerS」時点のキャラが好きですね。
ですので、なのはもフェイトも、第1作・第2作時点よりも、成長した第3作時点の方が好きだったりします。
< 自分にとっての点数は? >
個人的には、85点くらいかな。かなりの高得点となる良作だと思います。
TVアニメーション未体験者には、まずこの劇場版から入ることをオススメ。
< リンク >
wikipedia:魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st
wikipedia:魔法少女リリカルなのは
wikipedia:魔法少女リリカルなのはA's
wikipedia:魔法少女リリカルなのはStrikerS